コーヒー迷子卒業。ソムリエ焙煎士が贈る「至極の一杯」の正解

仕事と育児に追われる毎日。

ようやく訪れた深夜の自分時間、コーヒー選びで失敗したくありませんよね。

「これが正解だ」と言える一杯に出会いたいあなたへ。

それでは詳しく解説していきます。

至極がもたらす、至福のひととき。blissful coffee（ブリスフルコーヒー）

もう、コーヒー選びで失敗したくない。私たちが「ブレンド」に回帰する理由

無数にある豆の種類、本当に選べていますか？

お店の棚に並ぶ、数十種類のコーヒー豆。
「酸味がこれくらい」「コクがこれくらい」
そんなチャートを見比べながら、なんとなく選んでいませんか。
私もそうでした。
週末、ちょっと良い豆を買おうと専門店へ行く。
店員さんの説明を聞き、なんとなく通ぶって選んでみる。
でも、家に帰って淹れてみると「あれ、なんか違うかも」と思うこと、ありませんか。
忙しい私たちには、失敗している時間も、ゼロから豆の知識を詰め込む時間もありません。
本当に求めているのは、薀蓄（うんちく）ではなく、口にした瞬間に「ああ、美味しい」と脳がとろけるような体験です。

「選択肢が多い」ことが、実はストレスになっている

ネットで検索すれば、ランキングサイトには何十ものお店が並んでいます。
「自家焙煎」「スペシャリティ」「シングルオリジン」
魅力的な言葉は溢れていますが、選択肢が多すぎることは、時に苦痛になります。
心理学でも「決定回避の法則」と言われるように、人は選択肢が多すぎると選べなくなったり、選んだ後に「あっちにすればよかった」と後悔したりします。
貴重なリラックスタイムのためのコーヒー選びで、疲れてしまっては本末転倒です。
私たちが求めているのは、膨大な選択肢ではなく、信頼できるプロが「これだけ飲んでおけば間違いない」と差し出してくれる「正解」なのではないでしょうか。

高級な豆＝美味しい、とは限らない現実

高い豆を買えば美味しいはずだ。
そう思って、100g数千円の豆に手を出したこともあります。
しかし、コーヒーの味を決めるのは「豆のポテンシャル」だけではありません。
「焙煎（ロースト）」という工程が、味の8割を決めるとも言われています。
どんなに高級な素材でも、料理人の腕が悪ければ台無しになるのと同じ。
逆に言えば、素材の声を聴き、そのポテンシャルを極限まで引き出す「腕」があれば、コーヒーは驚くべき化け方をします。
私が今回、辿り着いた「blissful coffee（ブリスフルコーヒー）」は、まさにその「腕」にすべてを賭けた、潔いブランドでした。

イタリア・ソムリエ資格を持つ焙煎士。「blissful coffee」が提案する至極の体験

種類は「ブレンド」のみ。その潔さが意味するもの

初めてこのサイトを見たとき、正直驚きました。
商品ラインナップが、ホット用のブレンドと、アイス用のブレンド。
基本的にはこれだけ（※執筆時点）なのです。
普通のコーヒー店なら、浅煎りから深煎りまで、産地ごとにずらりと並べたくなるところでしょう。
しかし、彼らはそれをしません。
なぜなら、「美味しいコーヒーか、そうでないか」
答えはシンプルだと考えているからです。
あれこれ迷わせるのではなく、「これが我々の最高傑作です」と、たった一つの答えを提示する。
このスタンスに、私は職人の凄みを感じました。
忙しいけれど、味には妥協したくない。
そんな私たち世代にとって、この「迷わせない提案」こそが、最高のおもてなしなのです。

ワインを知り尽くした「味覚のプロ」が設計する味

ここで特筆すべきは、焙煎士の経歴です。
なんと、イタリアのソムリエ資格を有しているのです。
コーヒーの焙煎士で、ワインのソムリエ資格を持っている人はそうそういません。
味覚、嗅覚、そして喉越し。
食のプロフェッショナルとして、世界レベルの「美味しい」の基準を知っている人間が焙煎している。
これは、単なるコーヒー好きが高じて焙煎を始めたケースとは、訳が違います。
複数の豆を混ぜ合わせる「ブレンド」は、オーケストラに例えられます。
それぞれの豆の個性を殺さず、互いを高め合うように指揮をする。
ソムリエとしての感性が、季節や豆の状態に合わせて、その時々の「最高」を調合するのです。
だからこそ、シングルオリジン（単一品種）では出せない、複雑で奥行きのある味わいが生まれます。

季節によって「あえて味を変える」というこだわり

「いつも同じ味」が安心、と思っていませんか。
しかし、blissful coffeeは違います。
季節や年ごとの豆の出来栄えに合わせて、絶妙に配合を変えています。
正規の商社から仕入れた安心・安全で高品位な豆を厳選し、その時々の気候や湿度まで計算に入れて焙煎する。
それはまるで、割烹料理店が旬の食材でメニューを変えるようなもの。
夏には夏に美味しいキレを。冬には冬に恋しくなるコクを。
「変わらない美味しさ」のために、あえて「変え続ける」。
この哲学こそが、飲むたびに新鮮な感動を与えてくれる理由なのです。
スーパーで買う大手メーカーの缶コーヒーのような均一化された味ではなく、その瞬間の「ライブ感」を味わう。
これぞ、大人の趣味嗜好品です。

世界最高峰の焙煎機「プロバット」が生み出す、冷めても美味しい魔法

焙煎機のベンツ？ドイツ製「PROBAT」の実力とは

コーヒー好きなら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
ドイツ・プロバット社の焙煎機。
車で言えばベンツやポルシェ、時計で言えばロレックスのような、世界中のロースターが憧れる最高峰のマシンです。
blissful coffeeは、このプロバットを贅沢に使用しています。
何が違うのか。それは「蓄熱性」と「排気効率」です。
分厚い鉄の釜が熱を逃さず、豆の芯までふっくらと火を通す。
表面は焦げていないのに、中までしっかり火が通っている状態を作り出せるのです。
これにより、コーヒー豆本来の甘みや香りが、爆発的に引き出されます。
安い焙煎機や、家庭用の手網焙煎では、どうしても焼きムラができたり、芯が残ったりして「雑味」の原因になります。
道具で味が決まるなんて乱暴に聞こえるかもしれませんが、プロの技術と最高峰の道具が組み合わさった時、越えられない壁が生まれるのは事実です。

雑味のない「クリアな余韻」は、冷めた時に真価を発揮する

本当に美味しいコーヒーかどうかを見極める方法をご存知ですか。
それは、「冷めてから飲んでみる」ことです。
質の低いコーヒーや、焙煎が未熟なコーヒーは、冷めると酸っぱくなったり、エグみが出てきたりして、とても飲めたものではありません。
しかし、blissful coffeeの一杯は違いました。
淹れたての芳醇な香りはもちろんですが、仕事に没頭して少し冷めてしまったコーヒーを口にした時、驚いたのです。
「甘い……」
嫌な酸味が全くなく、むしろフルーツのような甘みが口の中に残る。
これを「クリーンカップ」と呼ぶそうですが、雑味がないからこそ、温度が下がっても豆の個性がきれいに感じられるのです。
ゆっくりと本を読みながら、あるいは映画を見ながら。
時間をかけて楽しむ「ご褒美タイム」に、これほど適したコーヒーはありません。

実店舗を持たないからこそ実現できる、品質への投資

「でも、お高いんでしょう？」
確かに、スーパーの豆よりは値が張ります。
しかし、考えてみてください。
blissful coffeeには実店舗がありません。
一等地の家賃も、接客スタッフの人件費もかからない。
その浮いたコストを、すべて「豆の品質」と「焙煎機」、そして「技術」に注ぎ込んでいるのです。
もしこれを銀座や表参道のカフェで飲めば、一杯1,500円はくだらないでしょう。
それが、自宅でなら一杯あたり数百円で楽しめる。
外でなんとなく飲むコーヒーを数回我慢してでも、家でこの一杯を飲む価値は十分にあります。
自分への投資として、あるいは大切なパートナーと過ごす週末の朝のために。
決して「高い」とは感じないはずです。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。