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【家づくり・設計編】後悔しないコンセント配置術とは?

家づくりでコンセントの配置は非常に重要です。
日々の生活の快適さに関わります。
適切な場所に、適切な数のコンセント
それだけで、暮らしの質は格段に向上します。

この記事では、コンセントの基礎知識から、配置計画のポイントまで詳しく解説します。
ぜひ参考にして、理想の住まいづくりの一助としてください。

ハウスメーカーについては、以下の記事をご一読ください。
【家づくり入門 01】ハウスメーカーとは?

この記事の内容

コンセント計画は、

・生活の快適性安全性の考慮を

将来の家電の増加等も加味して設置

・専門的な知識と経験を持つプロに相談

この記事を書いた人

  1. 住宅の設計・施工に関する専門的な知識を持っています
  2. 快適な暮らしのためのコンセント計画の重要性を理解しています
  3. 常に、家づくりをしている人の目線を意識しています

それでは詳しく解説していきます。

生活の質を上げられるほどのコンセント計画の重要性

コンセントは、
家電製品を使うために不可欠です。
数が少ない……。
欲しいところにない……。
日常生活での不便さはストレスに繋がります。

例えば、
リビングで使用中にスマートフォンを充電したいのに
コンセントが遠かったり、
キッチンで調理家電を使いたいのに
コンセントが足りない
といったケースが考えられます。

また、コンセントは
電気を扱うため、安全性を考慮する必要があります。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭。
感電や火災のリスク対策です。
ペットも子供も予想の斜め上をいきます。
子供がフォークをコンセントに刺そうとしたと、聞いたこともあります。
トラッキング現象による火災の事例も増えています。

将来的に家電製品が増えることや、
ライフスタイルが変わることも考慮し、
少し多めにコンセントを設置しておくと、安心です。

コンセントの種類と特徴

コンセントには、さまざまな種類があります。
用途に合わせて機能もそれぞれです。
コンセントのデザインも、意外にインテリアの雰囲気を左右する要素の一つです。
色も白やクリームだけでなくグレーや黒もあります
最近では様々なデザインのコンセントがあるので、部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。

100Vコンセントがコンセント

これは極々普通のコンセントのことです。
一般家庭で最もよく使われるコンセント。
照明器具やテレビ、冷蔵庫など、ほとんどの家電製品に使います。

高出力の200Vコンセント

基本、見た目は100Vコンセントと同じです。
消費電力の大きい家電製品に使われます。
エアコンやIHクッキングヒーター、電気自動車の充電などです。
自転車のバッテリーは100vです。

アース付きコンセント

洗濯機や電子レンジなどの設置が想定されるところにある奴です。
漏電の危険性がある家電製品の為にあります。
万が一の漏電時に感電を防いでくれます。

USBコンセント

スマートフォンやタブレットなどの充電用です。
最近のハウスメーカーの住宅では標準仕様になっていることも。

屋外コンセント

屋外で家電製品を使うときに使えます。
防水性や耐久性に優れたものです。

コンセント配置計画のポイント

コンセントの配置は、
部屋の用途や生活動線、
家具の配置を考慮し計画する必要があります。

リビングは未知数

テレビ周りには、複数個のコンセントが必要です。
DVDプレイヤーやゲーム機など、意外に数が必要です。
今以上に機器が増えたらのifも検討を。

意外に見落としやすいキッチンコンセント

動くもののほとんどで電気が必要です。
ガス器具でも電気が必要なことがあります。
とにかく家電製品が多い場所。
作業台の上には調理家電用のコンセントを複数設置しましょう。

寝室

主に着替え時と就寝直前の行動から検討してください。
ベッドの両サイドに照明やスマートフォン充電用のコンセントの設置。
クローゼットの中にも掃除機や除湿機用のコンセントが必要なこともあります。
ハンディー型のスチームアイロンが人気とのこと。
さて、どこのコンセント使いますか? 

混乱の洗面所コンセント事情

男女の差、年齢の差で使うものが違います。
予熱が必要なものや充電が必要ものなど、家族ときちんと話しておかないとトラブルになります。
ドライヤーや電動歯ブラシ、シェーバー、カーラー、入れ歯洗浄など……
家電製品の他にコスメ関係や整髪関係のグッズとの共存が十分に検討されるべきです。

玄関は散らかる

一番対応を問われるのが電動自転車のバッテリーの充電場所とルンバなど掃除機のベース置き場です。
意外とコンセントだけでなくスペースが必要になる場所です。
他にも人感センサー付きの照明や防犯カメラ用のコンセントもあると便利です。

取り付け高さの基本

コンセントの数は、多すぎるということはありません。
間取りにコンセントが配置されたら、その場所の対角線の位置にもコンセントが必要ないか再度検討してみてください。
将来的に家電製品が増えることも考慮して、余裕を持った数で計画しましょう。

コンセントの高さは、用途に合わせて、一般的な高さは床から25cm掃除機用は床から25cmテレビ裏は床から40cmキッチンカウンターは床から110cmを目安にしましょう。


また必ずしも垂直面である壁に設置する必要なありません。
床にフロアーコンセンを設置するケースもありますし、天井につけるケースもあります。

コンセント計画の注意点チェックリスト

◻︎ タコ足配線にならないように、コンセントの数を十分に確保したか。

◻︎ 家具の配置や生活動線を考慮して、使いやすい場所にコンセントを設置したか。

◻︎ 将来的に家電製品が増えることも考慮して、余裕を持った数で計画したか。

◻︎ アース付きコンセントが必要な場所を確認したか。

◻︎ 防水性や耐久性に優れた屋外コンセントを検討したか。

◻︎ タコ足配線にならないように、コンセントの数を十分に確保したか。

◻︎ 家具の配置や生活動線を考慮して、使いやすい場所にコンセントを設置したか。

◻︎ 将来的に家電製品が増えることも考慮して、余裕を持った数で計画したか。

◻︎ アース付きコンセントが必要な場所を確認したか。

◻︎ 防水性や耐久性に優れた屋外コンセントを検討したか。

◻︎ コンセントの位置は、図面に書き込んで最終確認したか。

プロの視点と相談の重要性

コンセントの配置は、専門的な知識と経験が必要です。
設計事務所は、
コンセントの配置だけでなく、間取りやデザイン、素材など、家づくりに関するあらゆることを相談でき、問題を解決いたします。
経験豊富な設計士が、
あなたの理想の暮らしを丁寧にヒアリングし、最適なプランを提案します。

家づくりでは、プロの意見を聞きながら、じっくりと検討する事をおすすめします。
コンセント計画について不安なことがあれば、遠慮なく専門家に相談しましょう。

まとめ

家づくりは、一生に一度の大きな買い物です。
後悔しないためにも、プロの意見を聞きながら、じっくりと検討する事をおすすめします。
ンセント計画について不安なことがあれば、遠慮なく専門家に相談しましょう。

コンセント計画とは、
・コンセント計画は、生活の快適性と安全性の考慮を
・将来的な家電の増加なども加味して設置を
・専門的な知識と経験を持つプロに相談を

コンセント計画は、家づくりにおいて非常に重要な要素です。

この記事を参考に、後悔しないコンセント計画を立て、理想の住まいを実現しましょう。

記事を書いた人

  1. 電源コードの奔放さに泣かされてます
  2. 知らないところにいくとコンセントとスイッチが気になります

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